2013年6月14日金曜日

都々逸見聞録 その参

皆様ご機嫌よう、太夫の瑠扇で御座います。

梅雨に入りまして雨ばかりかと思いましたら
あまり雨の降っていない地域も御座いますようで
此の儘カラ梅雨なんぞになりはしないかと
最近は少々心配しておりぃす。

水不足や作物の収穫に影響が出ないことを祈って・・・。

紫陽花も見頃ですから、雨に濡れしっとりとした風情を眺めるのもようございますものね。^^


本日は雨にちなんだ都々逸をご紹介しとうございんす。
一人でさしたる唐傘なれば 片袖濡れよう筈がない
作者不明

色々な解釈があるとは思いんすが
わっちが思い浮かべたのは、、、

一人で傘をさす雨の日は、少しさみしく、袖なんて濡れないが
相合傘、あなたの肩に触れていないもう一方の片袖が
二人でなら雨の雫に濡れるのがうれしいのです・・・。

といった感じでありんす。

じめじめと憂鬱になりがちな梅雨でも
濡れた空気や草花の匂いを感じながら
恋する人と一緒に
雨の日の散歩もよいかもしりんせんね。^^



さて、今宵もいつものお座敷でありんす。
喜久屋の華を愛でにいらしてくださいなんし。

十時半より、あなた様のお越しをお待ちしておりぃす。


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